サーフィンにおいて全世界共通のルール
全世界共通のルールが、「ワン・マン・ワンウェイプ」です。つまりひとつの波に乗れる定員は一人まで、ということです。
基本的にはその波のピーク(一番最初に波が割れるとこる)に一番近く、かつ一番先にテイクオフした人に優先権があります。
ピークから乗ろうとしている(または乗っている)サーファーがいるにも関わらず、そのショルダー側(進行方向側)でテイクオフすることを「前乗り」または「ドロップイン」と言い、完全なルール違反になることを覚えておきましょう。
こちらの動画を見れば前乗りについて学ぶことができるのでおすすめです。
【前編】youtubeチャンネル【サーフィン沖縄】
【後編】youtubeチャンネル【サーフィン沖縄】
ゲッティング・アウト時のマナーについて
まずゲッティング・アウトとは岸から波待ちをする沖のエリアまでパドリングをすることです。
沖へゲッティング・アウトする時には、ライディングしているサーファーの邪魔をしないよう注意が必要です。波に乗っているサーファーを避けるには、基本的にそのサーファーの背後となる、波のピーク側(画像の左の人)へ避けてあげる場合が多いかと言えます。ただし、波に乗ってくる人と明らかに距離が離れている場合はピーク側に避けなくても問題ありません。また、自分が乗っている場合も、パドルしてくるサーファーにぶつかりそうな危険を感じたら、早めにライディングを止めましょう。乗り続けたい気持ちもわかりますが怪我をしては元も子もありません。
初心者にとって、ゲッティング・アウトは決して簡単ではありません。
ゲッティング・アウトする際にも様々な場面があるのでこちらの動画を見ることをおススメします。
サーフボードを離した場合の危険性について
サーフボードをむやみに手から離し、後ろへ流してしまうのは危険行為です。ボードの長さが約1.8メートルの場合、リーシュも約1.8メートルですので、後方約3.6メートルの範囲が危険にさらされます。
最悪の場合はリーシュコードが切れる可能性もあります。その為、周囲に人がいる時は可能な限りサーフボードは離さないようにしよう。<.span>
止むを得ずボードを離す場合は、必ず周囲に人がいないか確認しましょう。
逆にこのような危険を回避するためにも、水中から顔を出す際は、頭を手でカバーする習慣をつけておくことが望ましいです。
ルールを守りつつ臨機応変に楽しむ
基本的には波に乗っているサーファーに優先権がありますが、目の前にゲッティングアウト中の人がいる場合は、テイクオフを控えるのも大切なマナーです。乗りたい気持ちもわかりますが怪我なく楽しむことが一番です。
また、自分がゲッティングアウトしている時は、基本的に波に乗っている人の進行方向を横切ってはいけません。ただし波に乗っているサーファーの技量や波のプレイク次第では、避けた方向に向かってくる場合も考えられます。その為、実際には、基本ルールを守りつつも、その状況に応じて臨機応変に対応することが必要な場合も多いのです。
いくら学んでも実際に海に入って慣れないと身につかないので経験を積んでいくことが大事です。